確信

活躍する人材が入社する採用戦略設計

RJP(Realistic Job Preview)理論に基づいた採用選考手法です。

RJPとは採用時点におけるミスマッチを軽減する方法論であり、その主旨はリアルに仕事や企業情報を求職者に開示することにあります。「本音採用」とも呼ばれており、「組織や仕事について、良い面だけでなく悪い情報も含めて誠実に実態に徹した情報を応募者に伝えることで、従来の『会社が応募者を選別する』という発想から、『応募者の自己選択を促す』という発想への切り替えること」が理論の骨子であり、アメリカでは実証研究等から採用後の新入社員の生産性と定着率を高める効果が認められています。

RJP選考で期待できる効果

①セルフスクリーニング効果(ミスマッチ者辞退促進)
 充分な判断材料を提供し、学生が自分で組織との適合性を判断、自分で進路を選択・決定することを促す。
②コミットメント効果(合う学生の志望度アップ)
 会社や業務の現状を誠実に公開することで、応募者に覚悟を問い、応募者の帰属意識・モチベーションを高める
③ワクチン効果(入社後の定着向上)
 企業や仕事に対する過剰な期待を事前に緩和し、入社後の幻滅感(ギャップによるモチベーション減少)を和らげる。

RJP採用戦略の全体像

ポイントは「採用基準に達しない人材を落とす」選考ではなく、「採用基準に合わない人材が自ら辞退し、採用基準にマッチする人材は活躍を確信し志望度を高めていく」という仕組みを作ることです。万人受けする採用戦略ではなく、限られたターゲットに響く戦略を練るべきでしょう。グループディスカッションなどはなるべく業務体験型へ、面接選考もただ一般的な質問を投げるのではなく、自社の仕事内容の難しい点、大変な点を伝えながらそう言った場面を想定した質問を行うことで応募者へのフィードバックもより的を得た、納得感の高いものにしていくことができます。

採用戦略設計

 


プロブスト法とは?

1930年にアメリカのセントポール人事委員会のJ.B.プロブストが開発した、人事考課の一種です。はじめは公務員の人事考課に使用され、その後、産業界にも普及しました。人事考課に用いられるプロブスト法は、2つの過程から成り立っています。第1の過程は従業員についての客観的事実を得るために勤務報告書(チェックリスト)を作成することです。勤務報告書には、成功体験、失敗体験を表す具体的な行動・態度等が100個程度(特別の知識や熟練、正確性、信頼性、人格、生産量など)の項目があります。第2過程では、その報告書(チェックリスト)の中で存在すると確信できる項目を、応募者の実際の行動や起こった事実をもとに複数人でチェックして評定するという仕組みです。

採用で用いられるプロブスト法は、ビジネスパーソンの能力や態度等に関する評語(短文)を相当数ランダムに列挙し、応募者について観察された項目にチェックを入れて応募者の人物特徴を浮き彫りにする、という手法です。短文チェック法とも呼ばれています。

ハロー効果(ある一面の印象で他の面の評価も引きずられてしまう評価エラー)や論理誤差(事実を確認しないで、一つのことから関連付けて他も推論で評価してしまう評価エラー)、中心化傾向や寛大化傾向(その逆の厳格化傾向)といった面接で発生しやすい評価エラーを防止する効果があります。最終得点が評価者にもわからないので作為性を排除し、公正が期せるという長所もあります。「人物明細書法」とも呼ばれるように、共通言語をもって人物特徴が細かく表現することが可能です。

偏見や先入観にとらわれにくい、ブレにくい評価結果をアウトプットすることが可能ですが、その反面、チェック項目の選定や評価のウエイトづけに手間がかかる、評価者の評価意欲を阻害する可能性があるなどの問題点もあります。

具体的な評価方法

まず、ランダムに並べられた能力・態度に関する評語(短文)の中で、面接を通して応募者に見受けられた項目をすべて選びます。この評語(短文)は、ビジネスパーソンに必要とされる能力尺度(例:学習する力・思考する力・行動する力・協働する力)にカテゴライズすることができ、評価者が選んだ項目を能力尺度別に点数化することができます。

能力尺度毎の点数の高低・バランスを見ることで、評価者の判断基準に基づいて応募者を評価することができます。



【具体例に学ぶ】マナー、ポイント、NG質問例

面接・人物評価にあたっての姿勢や留意点

  1. 正直に接する
    分からないことは分からないという。事実と自分の考えは区別して話しましょう。また、自社の課題も聞かれた際には、隠さず話しましょう。理想や良い部分を伝えるだけでは、信ぴょう性もありません。

  2. ネガティブな表現を控える
    競合他社や上司、会社等の悪口を言わないようにしましょう。応募者のモチベーションを落としてしまいます。また、応募者を否定する発言も好ましくありません。気を付けましょう。(ex元気がないですね)
     
  3. 専門用語を多用しない
    応募者に分からない用語を出しても伝わりません。相互理解を深めるためにも、共通言語や平易な言葉で、コミュニケーションを取ることが大切です。
     
  4. 携帯電話のスイッチを切っておく
  5. 面接中は他の社員を入室させない(電話のことづけなど)
  6. 応募者に対して、まっすぐに向き合う(ふんぞりかえって座ったり、足を組んだりしない)
     

 

面接の時間配分に配慮を

時間配分も気を付けましょう。経験の浅い面接官は「自分と価値観が近い」「好印象を持った」応募者とは面接時間が長くなり「自分と価値観が合わない」「悪印象を持った」応募者とは短時間の面接になりがちです。応募者の予定も考慮し、あまり長すぎる面接をしないことも重要です。反対に短すぎる面接ですと「きちんと見られているのか分からない」「なぜ、自分が選考を通過したのか分からない」という印象を応募者に与えてしまいますので、適度な長さで行うようにします。また、応募者が複数人での面接では、割振り時間を均等にすることも忘れてはいけません。最初の回答者が長く発言すると、つられて後の回答者も長くなる傾向があるため、時間コントロールができなくなります。

 

不採用者の対応について

不採用者に対して、配慮が足りないことも少なくありません。これは大変残念なことだと思います。たとえその人物が不採用になったとしても、応募者に対しては人格を尊重するのはもちろんのこと、数ある企業の中から選考を進んでくれたことに対して感謝しなければならないでしょう。面接では短時間で相手の良い側面を発見したとは言えないかもしれませんし、合否の判断も社内における採用枠に対する応募者の相対評価に過ぎません。それに応募者も商品やサービスを通じて、何らかの形で今後も関わりを持つお客様と考えると、なおさら十分な気配りが必要でしょう。具体的に言えば、合格者だけでなく、不合格者にも不採用の連絡を入れる、文書であれば「親展」にして封書で送る、電話であれば直接本人宛で伝える、など相手の気持ちを考慮した対応が求められます。もちろん面接中に不採用を確信したとしても、残りの面接時間で手を抜くことがないように心がけましょう。

お問合せ
  • タブレット型 面接支援システム「Good Assessor」に問い合わせ
  • タブレット型 面接支援システム「Good Assessor」に資料を請求
rss