学歴

コンピテンシー面接とは?

コンピテンシー面接とは、応募者の過去の行動事実から成果を生み出す行動特性を持っているかを見極める客観的な評価手法を用いた面接のことです。

従来の面接では、応募者がいかに優秀であり、やる気があるかを見ていました。すなわち、応募者の学歴と志望動機が重視される傾向にありました。しかし、大学への進学率が50%ほどとなり、かつ筆記試験による大学への進学をする学生も全体の半分ほどと言われている現状では、高学歴=優秀という構図も信用できなくなってきています。また、学生が就職活動をする期間は一般に大学3,4年生の時期であり、いままで社会を知らなかった学生にとっては短い期間でどんな企業に入りたいか、つまり企業への志望動機を明確にすることも難しいでしょう。

コンピテンシー面接では、学歴や志望動機に左右されることなく、応募者の過去の行動事実をもとに評価をするので、従来の面接手法よりも社会の変化に影響を受けることも少なくなります。

ただ、従来の面接手法にもメリットがあるのも事実なので、採用選考で複数回ある面接のうち、一次面接ではコンピテンシー面接、二次面接では他の面接手法を用いるというように、自社の採用に有効な選考設計をするのがよいでしょう。


コンピテンシーとは?

コンピテンシーとは?

コンピテンシーとは、成果につながる行動特性のことであり、単なる知識、思考力、資格や偏差値とは異なるものです。たとえ、素晴らしい知識や資格を持っている人がいたとしても、その人が知識や資格を活かしきれずに成果を出せないとしたらその人のコンピテンシーは低いことになります。逆に、知識や経験が浅くとも成果を出す行動を取れるのならその人のコンピテンシーは高いと言えるでしょう。

みなさんの周りにも、頭はよいのに成果を出せない人などがいたりはしないでしょうか。頭がよいことは成果を出すうえでの必要条件になっても、十分条件ではありません。頭がよいけれど文句ばかりを言っていて建設的な発言をしなければ、せっかくの頭のよさを活かせずに周りからも煙たがられたりしてしまうでしょう。

採用の場面では現状必ずしも、「高学歴=頭がよい」と言えることもなくなってきたと感じています。また、「高学歴=頭がよい=活躍できる」という図式が成り立つと勘違いされがちだとも思います。まずは、何かの能力が高いからといって成果を出せる、活躍できるというわけではないということを意識する、コンピテンシーについて知ることで採用において失敗することが少なくなるかもしれません。

 

採用でのコンピテンシーの活用

コンピテンシーは教育・研修、人事評価制度の策定や採用活動で利用されることが多い考え方です。採用活動では、自社で活躍している人材の行動特性を測り、そこから自社で活躍するために必要と思われるコンピテンシーを決め、そのコンピテンシーを応募者が有しているかを面接で過去の行動事実をもとに確かめていきます。

ただ、コンピテンシーを有しているからといって必ず活躍するというわけではなく、人が会社で成果を上げるには、その性格や志向、能力なども大きく影響してきます。それゆえ、面接でコンピテンシーのみを見る面接だけで採用可否を判断するのではなく、志向や能力などの要素も十分考慮する方がよいでしょう。

NG質問例

面接の場は、本人に責任のない事項、仕事に直接的に関係のない質問を聞いてはいけません。あくまでも応募者の能力や適性の発見、人物像の観察が目的でなければいけません。実際にNG質問の事例を見てみましょう。

(紹介元:東京都産業労働局「採用と人権」

1.国籍・本籍・出生地に関する質問

「生まれてから現在の住所に住んでいるのですか。」
「あなたの自宅はどの辺りですか?地図を書いてください。」
「あなたの本籍(出生地)はどこですか。」
「あなたの住んでいる地域はどのような環境ですか。」

2.家族の状況に関すること

「お父さんの職業は何ですか。会社名や役職を教えてください。」
「あなたの家は自営業ですか。何の家業ですか。」
「ご両親の学歴を教えてください。」
「お母さんは働いていますか。」

3.家庭環境、家族の収入に関すること

「家は持ち家ですか?借家ですか。」
「あなたの学費は誰が出しましたか。」
「お父さん(お母さん)がいないようですが、どうしてですか。」
「お父さん(お母さん)の収入はどれぐらいですか。」

4.思想・信教・支持政党等に関すること

「あなたの家の宗教は何ですか。」
「政党はどこを支持していますか。」
「労働組合運動(学生運動)をどう思いますか。」
「尊敬する人物は誰ですか。」
「購読している新聞や愛読している雑誌は何ですか。」

5.女性に限定した質問

「結婚後の就業継続意思はありますか。」
「自宅から通勤できますか。」
「何歳くらいまで働くつもりですか。」
「今、付き合っている人はいますか。」
「女性は一般職にしか就けませんが、よろしいですか。」
 

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